ラジオ「ナナイロアワーズ」 - 2/2

ラジオ「ナナイロアワーズ」一織&陸 緊急生放送

 ――こんばんは。IDOLiSH7のメンバーが日替わりでお届けするナナイロアワーズ、本日は和泉一織が担当いたします。どうぞ最後までお聴きくださいね。
 ……さて。
 先日の四葉さんの放送から、大変、はい、本当にたくさんのお便り、メッセージ、SNSへの投稿などをいただきました。誠にありがとうございます。
 それで、その。
 本来この番組は一人ずつ持ち回りで収録したものをお聴きいただいているのですが、このたび急遽、ゲストを迎えた生放送ということになりました。
 それでは七瀬さん、一言どうぞ。
 ――あっ、一織! 名前先に言っちゃダメだろ!? もー。
 えっと、こんばんは、七瀬陸です! 今日のラジオは二人で担当するよ、よろしくお願いします!
 ――よろしくお願いします。
 ――なんか、みんなに心配かけちゃってごめんなさい! 一織って年下だしナマイキだし、すぐお説教してくるし、つい文句言っちゃうんだ。
 ――そういうところですよ、七瀬さん……。
 ――ほらぁ。またお説教する。
 ――だから……ごほん。その脱線癖、いい加減になんとかなりませんか。先程から1ミリも話が進んでいないんですが。
 ――あっ、また小言言った!
 ――堂々巡りなんですけど。
 ――一織がいちいち刺々しいからじゃん。かわいげないんだから。
 ――私が可愛くなくても、誰も困らないでしょう。
 ――素直じゃないなぁ。一織がオレのことたくさん考えて、心配してくれてるのは知ってるけど、もっと態度で示してよ。
 ――ですから、あなたがもう少ししっかりしてくだされば、私がくどくど言う必要もなくなるんですよ。今朝、財布も手帳も持たずに出ようとしたのはどなたでしたっけ。
 ――うっ。ごめんなさい。
 ――前の日にきちんと準備をしておかないから、そういうことになるんです。
 ――一織だって話進めてないじゃん。
 ――くっ……。
 ――えっと、なんの話だっけ……あれ、「そのまま進めてください」だって。そのままってどのまま?
 ――はぁ……。これ以上、不毛なやりとりを長引かせたくないんですが。
 ――でもなんかリスナーさんに大好評らしいよ! よくわからないけど、やったな!
 ――不本意です。
 ――えー。